いよいよ2024年4月1日から労働時間適正化が始まります。
建設業においては時間外労働の罰則付き上限規制が適用されることになります。
「働き方改革」「人手不足」「長時間労働」等のキーワードを聞かなかった日はないと思いますが、いよいよ皆さん慌ただしくなってきました。
従業員の時間外労働の上限は月45時間・年360時間が原則となりますので、今までのような勤務体系・時間外労働では到底守ることは出来ません。
建設業においては施主~元請け~現場までの関係があるので、中々一筋縄ではいかない問題ですし、ただ労働時間だけの問題だけではなく、業界的な構造、人手不足も大きく関係していますしマインドや雰囲気(これまでの慣習)も総合的に関係しているので本当に難題だと思います。
確かにDX化と言われリモートやデジタル化でさまざまな業務効率を図ろうとしておりますが、業界の全てがそうなっているわけではありません。DX化も始まったばかりで目に見えて効果が出てくるのはまだまだ先のように感じますし、業界全体の各問題が解決されたかというとそれもまだまだです。
2018年国交省が策定した「建設業働き方改革加速化プログラム」により、「長時間労働の是正」「給与・社会保険」「生産性向上」の3分野を押していますが、複雑で全てが絡み合っているため関係部署の苦悩が見て取れます。
当事務所でも微力ながらお手伝いが出来る部分があればお手伝いしたいと思います。