先日、目にしたネットの記事なのですが企業倒産数が過去最多を更新したというものがありました。
特筆すべき点はコンプライアンスの違反による倒産が急増しているとの内容でした。そのコンプライアンス違反で倒産した事を「コンプライアンス違反倒産」と定義していました。
ではそのコンプライアンスの違反内容はというと以下の通りだそうです。
・「粉飾」「業法違反」
「粉飾」においては架空売上計上や融通手形、「業法違反」においては過積載や産地偽装、また所得・資産隠蔽等の脱税もあるそうです。
さらに「不正受給」も目立ったそうです。
コロナ禍において、助成金等で凌いだ企業も多くございましたが、度々ニュースになっていましたが不正受給は横行していた事実はあります。
おそらく粉飾においても助成金を得るための帳簿操作も多くあったのだと思います。
業種別的に見るとサービス業が多かったようですが、注目すべきは建設業も前年度比と比べ相当増加しているようです。
建設業のみならず今年中に施行されるインボイス制度もあるので、企業にとっては更なる試練が待ち構えていますので、先々本当にどうなるのか心配です。
長時間労働是正、残業代等さまざまな法律が変わり「気合と根性」の経営はタブーとなった現代です、ブラック企業という言葉がもてはやされてだいぶ経ちますが、ルールはルールとして守らなければ会社の存続も危ぶまれる時代です。
コロナが5類に変わり、普通の暮らしが出来るようになりました、後は経済活動を加速させるのみなんですが、負の遺産を償却させる事はなかなか難しいのも現実です。
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