もうすでに建設業界以外でも当たり前のように導入されている【ドローン】ですが。
このドローンにより飛躍的に検査や事前調査はもちろん高所における確認作業も楽になりました。ですがドローンのシステム上どうしても苦手な場所がありました。
それは暗部や地下・トンネル内等のGPSが届かない場所です。
暗部やGPSの届かない場所では有視界飛行での技術が必須でした。
ところが、そんなドローンの弱点を克服する機体が開発・実用化されました。鹿島建設がアメリカのNEAR EARTH AUTONOMYが保有する飛行システム「Topaz」をカスタマイズして実現していたようです。
このアルゴリズムを活用することで、トンネルのような狭い暗所や地下工事のような障害物が存在する空間でも飛行安定性を確保できるそうです。さらには計画経路での自律飛行の可否を事前にシミュレーターで確認することもでき、既に2020年11月から導入され、国内のトンネル工事現場で、無人により壁面の異常や漏水、ガス漏れなどを調べているそうです。
ややIT化においては人材不足と言われている建設業界ですが、自動で全てを行ってくれるシステムはありがたい話ですね。ドローン技術は慣れや多少の修練が必要でしたが、今後さらなるシステムのブラッシュアップで誰でも簡単に使えるものになると良いですよね。
IT化に始まりDX構想と次々と建設業界のハイテク化の波は止まりませんが、実際に現場側でもIT化やDX化に伴う知識向上が急がれるところですね。
今では当たり前になったスマホですが、一昔前ではアナログの携帯電話(フューチャーホン)だったことを考えれば、この技術変革期を超えれば当たり前になってしまうと思うので、技術革新に付いていくよう個人的にも努力しなければです。
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