コロナによる影響で米国での新築住宅需要の増加が発端で建築用木材の供給が追い付かなくなった、いわゆるウッドショックですが、今年の春に本サイトでも取り上げてコラムを書きましたが、専門家によるとウッドショックの本番はこれからが本番だというとてもショッキングな事が囁かれています。
しかも、ウッドショックは収まらず「住宅高騰×工期遅れ」のダブルパンチかもしれないのです!
まぁとにかく建築用木材の価格が高騰してるのですね。当然日本の建築用木材は今までは安価であった輸入木材に頼ってきましたが、そうも言ってられない状況になってきそうとのこです。
経済産業省HP(価格高騰グラフ)
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/hitokoto_kako/20211022hitokoto.html
価格高騰によるコスト増はもちろんですが、新築・リフォーム等ありとあらゆるニーズが高まりそもそも建築木材の調達にも影響が出始めているようです。
コロナにより、郊外にての住宅建設やリモートによる住居のリフォーム等、さまざまな要因はあるのですが、コロナの終息(実際には終わっていないがWithコロナで経済活動へ舵を切った)に伴って停滞していた生産活動が世界中で再開され、海運料金が大幅に上昇していることも、木材価格を押し上げる要因の一つとなっているようです。
日本国内においても上記の理由等により木材価格の下落を待つために工期を遅らせたり、コストが上がっても国内産建築木材を調達せざる負えない状況が出始めています。
在庫を抱えられる大手は、何とか実際の住宅価格への転嫁はせずに済んでいますが、中小以下の企業で大量の木材を保管できる施設など持っているはずも無く、木材価格の上昇をそのまま建築コストに乗せざる負えない事業者も出てしまっています。
これって安い輸入木材に頼っていた事業者が悪いのでしょうか??
個人的には、根本の原因は日本の林業をコントロールしてこなかった?しようとしなかった?してたけど空回り?のお上が良くなかったのではないでしょうかねぇ~!!
危険・賃金安・後継者不足等、課題の多い業種ですが日本の国土の2/3は森林ですよ!!北米やヨーロッパのように日本の木材を輸出産業として活用できたはずだと思うのは私だけでしょうか?
今回の世界的な新型コロナの影響はさまざまな分野で影響がでました、というよりは影響の出なかった業種は無いのではないでしょうか?
自動車産業も大変な事になっていますね、でも頑張るんしかないんですよね、痛みもあるかもしれませんが、全世界がそうであって日本だけではないのですから、ましてや未だにコロナウイルスの猛威でワクチン接種すらままならい国もあるのですし。
世界が既に経済活動へ舵を切ったということは、今後もコロナウイルス次第ではまた各業種で世界的なダメージがでるかもしれません。ですが人間はバカではないですし学習していくものです。そうならないための策を講じながら経済を回していくことになると思います。
職業柄、さまざま業種の方とお会いさせて頂きますが楽な業界は一つとしてありません、行政書士という立場で何か皆様のお役に立てることがあるかもわかりません。
現在、何かお悩みを抱えていらっしゃる事業者・経営者の方がおりましたら、是非一度当事務所にご相談ください。