もう既にご存じの方も多いかと思いますが、コロナ禍による影響で米国等からの輸入木材の値段が高騰しています。価格上昇だけならまだしも、輸入木材不足に陥っている感があるようです。
前述の通りですが、米国ではコロナ禍によるテレワーク推奨で自宅を購入するといった背景があり米国内での建設による木材需要が高まったとのことだそうです。
また中国においても中国国内需要が高まり他国よりの輸入を増やしことで世界的に木材不足へと拍車をかけているそうです。
知りませんでしたが、ロシアにおいては輸出木材へ高い税金をかけ実質の輸出制限を設けているようです。
よって世界的な規模で木材の高騰ならび供給不足になっているとの事です。
昨年もコロナの影響によりトイレやユニットバス製品の納期が遅れ工期が長引くなどの事態もありましたが、解消するまでに数カ月を要しました。
今回は木材ですので、そもそも家が建てられない事態や工期が決定的に遅れることは必至となってしまいます。
建設業の経営者にとっては頭の痛い事態です!!
そもそも請負契約の中身にもよりますが、よっぽどの不可抗力が無い限りは、契約後の部材(木材高騰)の仕入れ額の上昇分は施行側が負担するものになります。
オリンピックも怪しくなってきている現在、大型建設の受注額が減ってきており、大手ゼネコンですら中型・小型案件までもに触手を伸ばしている背景が表すように、建設業界のある意味で厳しい状況が進んでいます。
決して建設工事等はなくなるわけではありませんが、中小零細への影響も確実にあります。実際このコロナにおける倒産企業は飲食業に次いで2番目にあるのが建設業になります。
こんな状況の中で木材の高騰ましてや品薄で手に入らないとなると本当に死活問題となってしまいます。
世界各国でワクチン接種が進められていますが、平時の状態になるのはまだ先の話で、その間に新たな変異ウイルス等による再度のパンデミックが起こるとも限りません。
経営者様はありとあらゆる方法で会社の存続と社員の生活を守るべく動かなくてはなりません。
そこには国や行政からの支援や補助金・助成金等もフルに活用し会社存続をかけて有効にお使い下さい。
ですが、悲しいことに法律や申請等にはそれなりの知識・手順等が必要になります、そんな時は是非、当事務所にご連絡ください。
誠心誠意、ご対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。