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国交省が進める「インフラ分野のDX推進」とは?

コロナ禍による社会への影響が益々厳しいものなってきています。2021年の東京オリンピックも大丈夫なのでしょうか?


化学的には未だ不明な点もあるものの、ワクチン開発が明日の世界の明暗を分けるがのごとく競争しております。ですがそのワクチンもネガティブな意見もでています(持続効果期間が短い?)


とは言っても社会経済活動も大事です、ましてや毎日を生きていくにも経済活動をし、自身の対価を稼ぎ生活していかなければなりません。


奇しくもこのコロナによるパンデミック・世界的なロックダウンによる既存の経済活動・生活様式を見直すことになりました。


新生活様式(ニューノーマル)と言う言葉を聞くようになりました。今までの生活状態を刷新しコロナウイルス対策を前提とした新生活様式の推奨を謳われています。


コロナというキーワードは変わりませんが、国交省も新たに建設業における「働き方改革」に続くインフラ分野でのデータ・デジタル化の加速を推し進めることになったようです。

インフラ分野のDX推進

具体的に建設業における「インフラ分野のDX推進」とは、どういったものなのでしょう?


「デジタルトランスフォーメーション(DX)」だそうです!


「非接触・リモート型の働き方への転換や安全性の向上などを図り、社会資本や公共サービスを変革するのが狙い。業務や組織、プロセス、働き方など幅広い領域で変革を促す」


引用:日刊 建設業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=115268


と記されています。細かく見ていくともう既に事業者の中では起こっていることもありますし、これからの技術も含まれています。


●リモートでの働き方


リモートという言葉は既に珍しいものでは無くなりました、ちょっとした打ち合わせや通常は出向いていた案件が、パソコンを目の前にして対処することが出来ています。(カメラ付きPCやWEBカメラは必要になりますが)


リモートでは対処できない部分はまだまだあるとは思いますが、それは冒頭にも話した通りこれからの国レベルでの推進事業によって解決されていくのだと思います。
ですが、リモートを体感してみて思ったのは、物理的な場所等の概念や時間の節約、今までできないであろうと思っていた事が出来てしまったことへの驚きのほうが強かったです。


●AI技術
●5G(第5世代通信規格)


建設業でいうインフラと言えばダム、河川、都市土木、鉄道や高速道路等が思い浮かびますが、ここでいうインフラは通信インフラですね。


既に携帯電話・スマホでは大都市の一部地域で5G回線がスタートしていますが、それはそれは高速な通信だそうです。大容量である動画等もサクサク見れることができ、画面を通した処理がいかに早いか、このインフラが建設業の現場に活用される事を想像すると、「アレが出来て、コレが出来て」と妄想してしまいますw


もちろんコロナによる対策もあるのですが、働き方改革と相まって生産性の向上に一役買うことは言うまでもないですね。


AI技術は、正直まだまだこれからの技術なのかなと感じています。もちろん既にAI技術が業種によっては、活用され始めています。がしかし、建設業におけるAI技術は一部は対応可能だとは思いますが、国交省(国土交通省インフラ分野のDX推進本部)の発言による「知識・経験ではAIを活用し熟練技能を継承する。施工の段取りやインフラ点検での熟練技術者の判断結果を教師データとして民間に提供。」という件があります。


う~ん、果たして技術の継承はAIにとって代われるのでしょうか?いささか懐疑的ではあります、今のところ!


国交省(国土交通省インフラ分野のDX推進本部)は以下の3つの柱で検討を進めていくようです。


●行動:対面式にとらわれない働き方/三密回避/映像による遠隔臨場の試行
●知識・経験:AI活用による熟練技能を継承/施工段取りインフラ点検での熟練技術データを民間に提供/AI開発による建設施工・インフラメンテナンスを変革
●モノ:BIM・CIMの導入によって建設生産プロセスを変革/複数図面から推察していた内部構造や組み立て形状を可視化/数量・工事費の算出を自動化


※BIM:Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称で、コンピューター上に作成した3次元の建物のデジタルモデルに、コストや仕上げ、管理情報などの属性データを追加した建築物のデータベースを、建築の設計、施工から維持管理までのあらゆる工程で情報活用を行うためのソリューションであり、また、それにより変化する建築の新しいワークフロー


※CIM:CIM(コンストラクション インフォメーション モデリング)の略で、建築分野で広がっているBIMを土木分野にも広げ、調査、計画、設計、施工、維持管理の一連の過程において3次元モデルを導入することによって、建設業全体の生産性向上を図ろうとする取り組みのこと


奇しくもコロナによる影響によって働き方改革は元より、コロナ対策にもなっているという点が建設業界問わず、新生活様式に沿った改革だと思います。


言うは易しですが、諸問題があるのは重々承知だとは思いますが、一刻も早くコロナとある意味共存し社会での経済活動をコロナ前に戻したいとところです。

DXの抜本的施策

順序が逆になってしまいましたが、そもそもDX推進による抜本的施策は以下の通りです。これは当事務所にも当然関わってくるものです。


●建設生産プロセスの変革による抜本的な安全性や生産性の向上
●維持管理・許認可など公物管理の省人化・高度化
●防災・減災対策の高度化
●インフラ分野の新しい働き方の創造
●オープンイノベーションによる新たな価値の創造


国が行う推進施策で過去に完璧というモノは無かった気がしますが…今回ばかりはそうは言ってられません!


現状コロナによる影響(被害?)は、底が見えません!事業者側も何が起こっても大丈夫なように、対策やシミュレーションをして万が一の不測の事態も想定しなければいけません。


確かに国が主導し、業界が良くなることは諸手を挙げて喜ぶべきことですが、ご自身でも個々の対策を打っていくことも同時に重要になります。


行政書士の立場から言いますと、現在コロナによる傷口を治すべく「助成金・補助金」等が多種多様にあります。ぜひフル活用されてください。


申請やご準備する種類等は以前に比べれば簡素化されたものもあります、中には期限のあるものもありますので、一度当事務所を含め専門家にご相談し、未来への足がかりにしてください。



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